2012年11月28日水曜日

仙台市保存樹木のメタセコイア

現在、仙台市内には東北大学のキャンパスを中心にたくさんのメタセコイア(あけぼの杉)並木があります。
有名なのは、片平キャンパス北門を入ってすぐのところにある並木ですが、実は同じ片平キャンパス内に、仙台市の保存樹木に指定されたメタセコイアの木があります。

RICOH GXR, R0013302
樹齢約27年というこの木、植えられたのは最近のようですが、この樹齢27年というのはどの時点での数字なのか、はっきりしません。
昭和50年に保存樹木に指定されているのですが、その時点で27年経っていたとすれば昭和23年ということになります。

しかし、メタセコイアの木は生きた化石ともいわれ、中国で発見されたのが昭和20年、アメリカで育てられて日本に送られたのが昭和25年だったといいますから、それでは計算が合いません。
この「保存樹木」の札が立てられたときの樹齢なのでしょう。でもそれがいつかは分かりません。

でも、この片平キャンパス内だけでも、すくなくとも立派な並木が2、3カ所にあるにもかかわらず、一本ぽつんと立っているこの木が指定されているところをみると、おそらくこの木はアメリカから日本にやってきた3本の木のうちの1本なのではないかと思われます。

ここは放送大学宮城学習センター、すなわち東北帝国大学理学部生物学教室があった場所です。たぶんまちがいないでしょう。

さて、前置きが長くなってしまって肝心の木の写真がまだでした。

RICOH GXR, R0013304
RICOH GXR, R0013303
並木も美しいですが、狭い間隔で並べられているために、横にひろがる枝が切られています。
この木は一本で立っているので、枝はカットされることなくのびのびとひろがっています。

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