2013年3月21日木曜日

魯迅が下宿していた「佐藤屋」 -2013/02/04

東北大学片平キャンパスの西側を通る「片平丁」の通り。その一角に、古い木造の建物があります。

XZ-2, P2040414
魯迅が仙台医学専門学校(現東北大学医学部)に留学してきたとき、最初に下宿したところ。
いまの若い人たちの中には、「魯迅」自体を知らない人も多いようですが・・・中国の方々にとってはかなりの有名人。

近年、お金持ちになった中国人たちが仙台に観光で訪れ、この「佐藤屋」や片平キャンパス内にある「魯迅の銅像」を見にやってきます。

数年前、共同研究していた京都大学の中国人留学生が仙台に来たとき、「魯迅先生が住んでいた家があると聞きました。連れて行ってください」と頼まれました。ちょっと驚きでした。

この下宿屋は、旧仙台藩士の佐藤喜東治がやっていたとのこと。だから「佐藤屋」。

もともと「やばい」感じの古い建物でしたが、先の震災でさらに危ない状況になっているように見えます。大丈夫でしょうか。

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じつは、この下宿屋に住んでいたのはたった2ヶ月ほどの短い期間で、留学期間の大部分は米ヶ袋の別の下宿(いまは建物は残っていない)だった・・・と、東北大学史料館の方に教えてもらいました。

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